私は昔からPCに興味を持ちつつも何も行動はおこさないまま生きてきました。
しかし、今から約2年程前、Window95の発売を間近にして、普及率が随分と昔よりも上がってきた事もあり手頃な値段で購入できる様になってきたので、購入する事に決めました。しかし、あまりにもいろいろな機種が出ていたのでどれを購入すればいいか全く解らず、周りにも
PC を触っている人が一人もいなかったので結局
「17インチモニタが付いていて、ソフトが約40本もついていてWin95への無償アップグレードキャンペーン中で18万円で買えるのならこれにしよう!!」
と思い、忘れもしない1995/11/20(Windows95の発売日)にPC9821Xa7e/S17を購入しました。この機種はCPU P54C-75、Memory 8MB、VRAM 1MB、PCI-BUS×1、C-BUS×2とお世辞にもいいマシンとは言えなかったのですが、当時の私には拡張と言うものがどういうものかも分からなかったし、VRAM1MBというものがどれだけ貧弱なものかも全く知らなかったので、「初心者の私にはこれしかない!!」と思っていました(笑)
しかし使ってみるとWin3.1で「メモリが足りません」と言うエラーが頻繁に出てきてしまい、「メモリを増設しないとだめなのかな?」と思い、MELCOのパリ有り8MB*2のメモリを6万円くらいで購入し、自分で増設する事ができなかったので本体ごとSHOPに持って行ってつけてもらいました。
しかし家に帰っていろいろ触っているとまた同じように「メモリが足りません」というエラーが頻繁に出てきてもう何が何だかわからなくなり、いつ電話してもなかなか繋がらないNECのサポートセンターに電話しまくり、やっと繋がったと思ったのですがサポートセンターの言っている事が全く理解できなくて、泣きそうになってしまいました。
この時の私はCONFIG.SYS、AUTOEXEC.BAT、コンベンショナルメモリなどの用語が全くわからず、「こりゃあかんわ」と思い、Win95のアップグレード版が届くまでの数ヶ月は電源も入れない状態でした。その後Win95が届いたのでインストールしようとしたら、「POWER.EXE・・・」みたいなエラーが出て、インストールもロクにできない状態でした。そしてまたしばらく電源も入れない日々が続きました。
その後ちょくちょく本屋へ行っては「どんな本を買ったらいいのかな??」と思いながら適当に「エラー別対処事典(辞典ではない)CONFIG.SYS & AUTOEXEC.BAT」やその他いろいろ買ってきてわからないまま読んでいました。
その内「DOSの知識はどうにしろ必要だなぁ」と思う様になり、周りの人達が「Win95の○○の設定が〜」などと言ってる時に一人でMS-DOSを勉強していました。
この頃にはWin95のインストールは出来る様になっていたで、MS-DOS6.2、Win3.1、Win9
5と3つのPartitionを切って使っていました。
しかし、どれもまだほとんど「使える」と言えるレベルではありませんでした。
その後、今の私の『師匠』とも呼べる人と偶然出会い「モデム」と言うものを教えてもらいNIFTYに入会し、その人の運営している草の根ネットにも入会し「パソコン通信」というものを覚えました。
それからです。どんどん深みにはまっていったのは・・・
「聞くは一時の恥...」と割り切り、今でも思い出しただけで顔から火がでる程恥ずかしい超初心者のわけのわからない質問をNIFTYのフォーラムやその草の根ネットでしまくり、NIFTYの過去ログを読みまくる日々が続きました。
そしてふと気づくと「あら??なんか他の人と会話ができる様になってる」と思える様になりました。それまでは会話をしていても「そんな専門用語ばかり並べられてもわかるわけないよぉ〜」と思っていたのですが、知らぬ間にその専門用語の意味がわかる様になってきていました。
そうなるとどんどん楽しくなってきて、時間を見つけてはPCを触るようになりました。そして現在の私がここにいます(笑)